倉庫経営を黒字に!!拡大策を成功させるポイントとは!?

戦略の決定に関与する要因が多い

貨物量の波動への対応は短期と長期に分けて検討することが必要でしょう。短期的対応は常駐の社員等や事務職の時間外勤務やスポット的エキストラの増員などの応急的な処置になり、長期的かつ根本的な対応には拡大策と縮小策があります。実務で採用する戦略とは自社の強みや弱み、固定荷主や主要貨物の種類、マーケットの動向、そして競合相手などを勘案しながら拡大もしくは縮小の方向性を定めて、さらにその程度を決定することになり、戦略決定の要因の多さは、運営者の判断にゆだねる部分が大きいことを暗示しているといえるでしょう。

利益を極大化する拡大策

拡大策は波動の揺れ幅を大きくすることで利益の極大化をはかる戦略です。波動の頂点はマーケットに貨物があふれるので積極的に獲得して収入を拡大します。収入の拡大には経営資源の追加投入が必要で、費用、特に固定費用の増加は避けることができず、追加投入の経営資源は事務職や現場職のヒトとフォークリフト等の荷役機器のモノで増加を支える資金が必要でしょう。そのため、収入の増加が費用の増加を上回ることが必須条件で拡大策の成否を予測する指標には粗利率がポイントとなります。

拡大策が成功しやすい環境とは

長期的な拡大策を成功させるには、日本経済が拡大傾向にあることがまず一つ目の条件で、そのうえで、港湾倉庫が立地する地域の貨物量が増加傾向にあることや既存荷主が商売を伸ばしていること、港湾倉庫が強みである競争優位のサービスを持ってそのサービスを活用して貨物を誘致できる環境にあることが必要でしょう。また、マーケットの拡大期が去った時に収入を下支えするのは既存貨物と固定荷主と自社の強みの3要素ですから、下降期への備えをもって拡大策を採用することがポイントになります。

3PLのシステムを導入して物流を効率化すればサービスの品質の向上やコスト削減の実現が可能になります。